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2011年10月14日 (金)

パーキンソン病と鍼灸マッサージ

手や腕、足や顎などに震えがおき、手足の筋肉が固くなって素早い動作が出来なくなる。

最初は片側のみに症状が現れて、進行しても左右で差があるのが特徴。

運動の調整がスムーズに行われず、手足に震えが出たり、滑らかな動作が失われてしまいます。

中脳の黒質脳神経細胞が変性し、ドーパミンという神経伝達物質の減少することで、このような症状が出るそうですが、原因は未だによくわかっていないといれます。


症状はゆっくりと進行するため、発症に気付かない事も多いそうです。

問診や脳のMRIを撮り診断していきます。

若くして発症する人もいますが、多くは50代から60代くらいの年齢で発症することが多く、日本人では1000人に1人程度にみられるそうで、95%以上は遺伝せず、数%は遺伝が原因というデータがあるそうです。

最近では、新薬の開発が進み、症状は改善でき、発症も緩やかに保てるそうです。

治療法は薬物療法が多く、50代以下の人にはアゴニストという脳の受容体を刺激する薬を使い、60以上の人やアゴニストの効果が薄れてきた場合は、ドーパミンを補う作用があるレボドバと呼ばれる薬を処方するそうです。

その他、症状の状態に合わせて、投薬治療されるようです。

また、このような投薬治療に加え、体を動かす事も脳を刺激し、重要なリハビリになるといわれています。


その中で、我々の担当する施術では関節拘縮による運動不足等で筋力が低下しやすい為、体を無理のない範囲で動かす事をサポートする他動運動により筋力を維持、こわばりやすい関節の動きをマッサージを行い停滞しやすい血流の改善をすることで失われやすい可動範囲の維持、緩和に努めます。

また鍼灸施術では、同じパーキンソン症状のなかから更に以下のように分類し証をみたてます。

肝風内動タイプ(かんきょ=消化器系障害) … 長期間のストレス・精神的興奮による手足の震えが出てくる症状。
陰虚風動タイプ(いんきょ=血液障害) … 慢性的な熱病などによって手足の震えが出てくる症状。
血虚風動タイプ(けっきょ=貧血) … 慢性的な失血などによって手足の震えが出てくる症状。
脾虚風動タイプ(ひきょ=機能低下) … 長期間にわたる飲食不養生などによって手足の震えが出てくる症状。

このような事が引き金になり、からだの力が低下してしまう事で症状がおこると考えます。

これらの症状にあわせた経穴への刺激の調整を行い、低下している患者さん本来の自己回復能力を高めていきます。

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