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2012年2月23日 (木)

鈍脳とは・・・?

花粉症の薬選びで「鈍脳」回避! 谷内一彦・東北大大学院教授インタビュー
読売新聞(yorimo) 2月23日(木)13時44分配信

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「鈍脳」について説明する谷内一彦・東北大大学院教授
 花粉症の人にはつらい時期がやってきた。薬を使い、何とか症状を緩和して過ごす人も多いだろう。ところが薬の中には、眠くなったり、脳の反応が鈍る「鈍脳」になったり、仕事や試験でのミスや、交通事故を招く薬もある。東北大学大学院医学系研究科教授(機能薬理学)の谷内一彦さんに、鈍脳の問題や薬の選び方などについて話を聞いた。

■ 「眠くなる」と「効果がある」は無関係
 「眠くなる薬は効く薬」――エスエス製薬のアンケートによると、67%の人がそう思っているという結果が出た。本当にそうなのだろうか……谷内さんは、「誤解されているのですが、眠くなる薬が効く薬ではないんです」と言う。
 なぜ眠くなるのか。それは、抗ヒスタミン薬の中には、脳の受容体に作用して、意識レベルを低くしてしまうものがあるためで、花粉症などの症状を抑える効果と別のものだ。
 「眠くなる」というのは、花粉症のみならず風邪薬など鎮静性(眠くなる)抗ヒスタミン薬を飲んだ時にも見られ、眠さを自覚しなくても、脳の働きが低下してしまう。谷内さんは、こうした状態を「鈍脳」と呼び、注意を呼びかけている。

■ 「眠くなりにくい薬」の処方を
 最近では、医師に処方してもらう薬では、鈍脳になりにくい抗ヒスタミン薬が大部分を占めてきている。ただ、医師の中には、従来から使っているという理由で、眠くなりやすい薬を使い続けている医師もいる。また、これまで市販薬は大部分が鈍脳になりやすいタイプだった。
 しかし、昨秋には、第1類医薬品として、薬剤師がいる薬局なら扱えるようになった、「アレジオン10」が発売された。
 「眠くなるようでしたら、かかりつけ医に眠くなりにくい抗ヒスタミン剤が欲しいと相談をしてみるのが大切です。同様に、市販薬の場合も薬剤師に相談すると良いでしょう」と、谷内さんはアドバイスしている。

■ 薬で「二日酔い」状態!?
 「イギリスの例ですが、テストを受けるさいに、鎮静性抗ヒスタミン薬を飲んだ生徒は、それ以外の薬を飲んでいる生徒や、薬を飲んでいない生徒に比べ成績が悪かったというデータもあります」と谷内さん。そうした鈍脳になる薬を飲むなら、「飲酒と車の運転と同様に、『仕事をするならこうした薬は飲まない。飲むなら仕事を休め』と、私は言っています」と啓発を続けている。
 仕事の効率が落ちるだけではなく、さらに重大なのは交通事故につながる例もあることだ。谷内さんは、鈍脳になりやすい抗ヒスタミン薬の影響について、各地に講演に呼ばれて注意を促すことも増えてきたという。また、警察庁もホームページで注意を呼びかけている。
 さらに、鈍脳の状態は、「二日酔い」と同様、翌日まで続くことがある。「眠くなる薬だからと、寝る前に飲めば問題がないかというとそうではありません。さらに、睡眠の質を悪くしてしまう作用もあるのです」。眠くなるだけでは済まない「鈍脳」。「薬は眠くなるもの」とあきらめず、薬選びに注意したい。

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