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2012年10月11日 (木)

RSウイルス患者急増 乳児の感染に注意…命の危険も

産経新聞 10月11日(木)12時5分配信

RSウイルス患者急増 乳児の感染に注意…命の危険も
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RSウイルス感染症の予防(写真:産経新聞)

 乳幼児を中心に、例年12月頃の冬場をピークに流行するRSウイルス感染症の患者が今年は早くも急増している。2歳までに、ほぼ全ての乳幼児が感染するとされる呼吸器感染症だ。しかし、6カ月未満の乳児や基礎疾患を持った子供が感染すると、肺炎や気管支炎など重症化することもある。乳幼児のいる家庭では予防対策をしっかり行うことが大切だ。(平沢裕子)

【グラフで見る】 冬の病が早くも猛威 マイコプラズマ肺炎、RSウイルスが流行

 ◆命の危険も

 RSウイルスは、毎年冬に流行する「風邪」の原因となる一般的なウイルスの一つ。多くの場合、感染から4、5日後に38~39度程度の発熱、鼻水、せきなど通常の風邪の症状が出て、1~2週間で治る。

 しかし、生後6カ月未満の乳児や早産児、慢性肺疾患や先天性心疾患などの基礎疾患を持っている乳幼児では、肺炎や気管支炎などの呼吸器感染症や無呼吸を引き起こすなど重症化しやすく、入院が必要になることも多い。重症化すると、将来的にぜんそくや喘鳴(ぜんめい)(呼吸がヒューヒューすること)の症状が出る可能性が高まるといわれている。

 予防のためのワクチンはなく、感染後の効果的な治療薬もないため、感染したときは対症療法しかない。このため、感染しないよう予防対策をしっかり行うことが大切だ。

 埼玉医科大学総合医療センター・総合周産母子センター新生児科の側島(そばじま)久典教授は「特に、出生後すぐの乳児のRSウイルス感染は生命に危険が及ぶこともある。ハイリスクの子供たちを早期罹患(りかん)から守ることが重要。しかし、乳幼児を持つ保護者の認知度が低く、予防対策への意識も低いのが現状だ」と指摘する。

 0歳から小学校入学前までの幼児が入所する保育施設では、年長の子供の間で流行することで6カ月未満の乳児が感染してしまう危険が高い。「熱が下がった後も、鼻水やせきなどが出ている間はウイルスが排出されている。年長の子供で鼻風邪やせきだけだと保育施設に預けたいと思う保護者は多いが、乳児への感染を防ぐため、症状が出ている間は預け入れを控えた方がいい」と側島教授。

 ◆こまめに消毒を

 予防は、手洗い、うがいが基本。RSウイルスは感染力が強く、ドアノブや手すりなどに付着してから4~7時間、感染力を持つ。外出後や調理・食事の前、鼻をかんだ後はよく手を洗い、乳幼児が触るものはアルコール綿でこまめに消毒する。風邪をひいている家族はマスクを着用し、唾液や鼻水が部屋中に飛び散らないように気をつけることが大切だ。

 日本保育園保健協議会の遠藤郁夫会長は「3歳未満の子供は何でもなめるし、床をはいずり回って遊ぶ。保育施設では衛生環境に気を配っているが、保護者の理解がないと予防対策は難しい。6カ月未満の乳児がRSウイルスに初感染すると重症化することが多いことを保護者も理解し、感染が広がらないよう協力してほしい」と話している。

 ■乳幼児保護者の6割がどんな病気か分からず

 側島教授と製薬会社のアボットジャパン(東京都港区)が6月、2歳未満の乳幼児を保育所に預けている保護者約1000人を対象にRSウイルス感染症についての調査をしたところ、6割がどんな病気か知らず、2割は名前も聞いたことがないと回答した。

 この保護者たちに「予防ワクチンがない」「効果的な治療薬がない」「6カ月未満では重症化しやすい」などの情報を提供。子供の体調が悪いときに保育所に預けるかどうかの考えを、情報提供の前後で比較した。

 その結果、「症状があるときは預けない」と答えた保護者の割合は、鼻風邪では8%から15%へ、せきでは12%から24%へと、感染が疑われる症状が見られたときには子供を預けるのを控えると回答した保護者が増加。感染拡大予防には保護者の正しい理解が必要なことをうかがわせた。

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