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2013年10月 4日 (金)

肺気腫の発症メカニズム解明 近畿大などのチーム 治療薬開発に期待

産経新聞 10月4日(金)10時20分配信

肺気腫の発症メカニズム解明 近畿大などのチーム 治療薬開発に期待

肺気腫の発症メカニズム(写真:産経新聞)

 喫煙が招く肺の代表的な疾患、肺気腫の詳細な発症メカニズムを近畿大と広島大などのチームが解明し、3日付の英医学誌「ソラックス」電子版に掲載された。肺気腫は現在、根治治療法がなく、近大医学部の伊藤彰彦特任教授は「肺気腫に特化した治療薬の開発が可能になる」と話している。

 肺気腫は、血液中に酸素を取り込む肺胞が破壊され、呼吸が難しくなる病気で、発症すれば慢性的な息切れや呼吸不全を引き起こす。たばこの煙に含まれる有害物質が肺胞の細胞を破壊する原因の一つで、関連疾患を含めた患者数は国内で500万人を超えると推計される。

 今回の研究で、チームは肺気腫の患者とそうでない人の肺組織を比較。肺胞を覆う肺胞上皮細胞で、細胞をつなぐタンパク質の接着分子がたばこの有害物質で活性化した分解酵素によって切断されることが明らかになった。さらに切断されたタンパク質の破片が肺胞上皮細胞内のミトコンドリアに集積し、細胞が死滅するきっかけになっていた。

 チームは肺胞上皮細胞の死滅を抑制することで、肺気腫の発症が予防できるか、今後動物実験などで検証する方針。伊藤特任教授は「今回の研究結果により、タンパク質を切断する酵素の働きを抑える薬の開発が進む可能性がある」としている。

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